【実録】築40年の戸建てを売ったらかかった費用と手取り金額
- エス・シー・エス広報
- 7月24日
- 読了時間: 2分
― 古い家でも売れる?リアルな売却の流れと損益 ―
「古い家だけど、今売ったらいくらになる?」
「売却時の費用って、どれくらい引かれるの?」
今回は、築40年の戸建てを実際に売却した事例をもとに、かかった費用や最終的な手取り金額をリアルに紹介します。
不動産を売るうえで避けて通れない「諸費用」や「意外な落とし穴」も解説しますので、これから売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
■ 売却した物件の基本情報

所在地:東京都郊外
土地面積:110㎡(約33坪)
建物:木造2階建て・延床90㎡
築年数:40年
状態:リフォーム歴なし・雨漏り跡あり
売却方法:仲介(不動産会社に依頼)
売却価格:2,280万円
■ 売却にかかった主な費用一覧
項目 | 金額(概算) | 補足 |
仲介手数料 | 約80万円 | 売却価格 × 3% + 6万円 + 税 |
抵当権抹消費用(司法書士) | 約3万円 | ローン完済済みだが登記変更が必要 |
契約書の印紙代 | 1万円 | 売買契約時に必要な印紙 |
建物解体見積もり費(任意) | 0円〜100万円 | 解体前提で売る場合は要負担 |
雑費(交通費・書類取得) | 約1万円 | 印鑑証明・登記事項証明など |
合計:約85万円〜100万円程度
■ 実際の手取り金額

売却価格:2,280万円- 費用合計:約90万円= 最終手取り:約2,190万円
※ 住宅ローン残債がある場合は、その金額もここから差し引かれます。
■ 古い戸建てでも売れる?ポイントはここ!

土地の価値があるかどうか 築40年の建物自体に資産価値は少なくなりますが、土地の立地や形状が良ければ買い手はつきます。
建物付きで売るか、更地で売るかを選ぶ 解体して更地で売る方がスピーディな場合も。ただし解体費用は売主負担となることが多いため要注意。
近隣相場と比較して価格設定を調整 築古物件は価格がブレやすいため、周辺の取引事例をチェックして現実的な価格に設定しましょう。
まとめ|売却前に「費用」と「残債」のシミュレーションを
築40年の戸建てでも、土地の魅力次第で売却は十分可能です。
ただし「売却価格=手取り金額」ではなく、実際には仲介手数料や登記費用などが差し引かれるため、あらかじめシミュレーションしておくことが重要です。
特にローンが残っている場合は、残債とのバランスによって売却戦略が変わることも。
信頼できる不動産会社と相談しながら、現実的な売却プランを組むことが成功のカギとなります。



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